本日の私のインターネットバナーに登場したのが、ソフトバンクの社債の広告。
この「金利」魅力的じゃないですか??
どう考えても、日本の低金利下で円預金に、資金を放置しているのは損です。
海外資産などの利回りの高い資産に投資すると、ずっと儲かる状況が続いていたのに、
多くの人が新NISAの登場まで、その機会に気づいていなかった可能性があります。
ソフトバンクは、ずっとそれをやっていましたが・・・(笑)。
多分、だいぶん、新NISAで多くの方が気づいたと思います。
新NISAで最も買われている、世界株(オールカントリ―)も、
S&P500も普通に上がっていますし、国内株も、海外債券も、
とにかく円債券以外に投資すると普通に儲かっています。
リスクが取れる人は、日本の預金には放置しない流れができつつあると思います。
そんな中、ソフトバンクが、7年債を5500億円募集ということです。
しかも金利が高い。
10年ものの国債が1%くらいですから、
150~250bpのスプレッドを支払っているのだと思います。
ソフトバンクは、10年以上前からドル建ての債券は相当な量を発行していて、
高い金利で調達して、積極投資をすることに慣れています。さすがです。
海外に投資する資金なのか、国内で投資するつもりの資金なのかが良くわからないです。
国内のAIデータセンターでも作るつもりなのかな?
個人が保有している大量の預貯金のうち、
もっとリスクを取れる資金は積極的に海外資産に行くのだと思います。
一方で、そこまでリスクが取れない人にとっては、
ソフトバンク債券のような投資機会が増えるのはいいですよね。
こうした投資機会が増えるようであれば、
内外金利差もいよいよ埋まり始める可能性がありますが、時間がかかるのでしょうね。
内外金利差が減るためには、日本の滞留資金(預金)が減ることが必須だと思います。
企業や個人が、海外にどんどん資金を出す動きが加速しないと埋まらないでしょうね。
円資金からドルや外国資産へのマイルドなキャピタルフライトが起きている感じがするので、
「そろそろな感じ」もするのですが、
滞留資金の規模が大きいので、ゆっくりしか進めない感じがします。
マイルドなキャピタルフライトが継続する場合には、
需給からあまり円安傾向は変わらないかもしれない。
どちらにしても、私は成長資産に長期で投資していくのが基本なので、
為替はあまり気にせず、一番成長しそうな対象資産に、
できるだけ沢山の投資するのが良いと考えています。
という訳で、ソフトバンク債を買うことは考えません。