株式投資と不動産投資の比較 ・・・ 不動産屋のわたしが不動産投資を避ける理由 ・・・ 

私は自宅(都内のマンション)だけ不動産を保有しています。

 

過去には、個人でも不動産に投資をしていたこともあるのですが、かなり前にやめました。

 

不動産は、とにかく手がかかります。

購入するのも、管理するのも、売却するのも大変です。

株や債券だとパソコンを開いてクリックするだけで終わりますので、がぜん効率が高いです。

私と同じようにめんどくさがりの方には、不動産投資はお勧めできません。

 

また、一般論としてですが、よい不動産とよい株式と比べると株式の方が成長しそうな気がしています。

例えばソニーキーエンスなどの優良企業の成長と、都心の不動産の成長を比べると、

「優良企業の成長 > 不動産の成長」な気がしています。

私の主要な投資先である、NASDAQ100企業などと比べると、

成長力の差は、より顕著な気がしています。

 

都心の不動産は、この10年は2倍近くになっていますので、一概には成長が低いとは

言えないと思うのですが、同じくらいの成長であれば、不動産より株式の方が楽です。ちなみに、そうは言っても都心の住宅不動産に対して私は強気です。

 

もうひとつ不動産の難点は、分散投資が難しい点です。

東京で投資しようとすると小さなものでも数千万円しますので、どうしてもポートフォリオの中での割合が高くなってしまいます。

すでに自宅だけで、私の資産の数割を占めてしまいますので、投資先として、日本の不動産を、自宅マンション以上に増やしたくないと考えています。

 

株式や債券のIndex投資だと少なくとも100社とか200社を投資対象とすることになるので、もう少し分散されたリスクとなると考えています。

 

そうは言っても、最近は、米国のREITを少し買っています。

REITは配当が高いので、債券的な準安全資産への投資の一部として不動産を考えています。

それでも日本の不動産は自宅マンションでお腹いっぱいなので、米国REITにしています。(笑)